中央執行委員長メッセージ
ご安全に 「安全衛生強化月間」

2月は「安全衛生強化月間」です。“安全/衛生と健康”は最優先されるべき取り組みです。さぁ~、気を引き締めていきましょう。
安全衛生活動は1月から始まります。まずは、安全の取り組みです。昨年の災害発生件数は53件で、一昨年の56件と比較して微減となりました。しかし、絶対に起こしてはならない重大災害を発生させてしまい、休業災害件数も増加するなど災害の内容は非常に悪い状況となりました。昨年の災害の特徴として、手指の挟まれ・巻き込まれ災害が17件、切れ・こすれ災害が9件、転倒災害が8件であり、これらの種類の災害は例年発生件数が多く、特に動いている機械に手を入れたことによる災害は、機械の工学的な安全確保において「人の注意力」に頼らない「機械に任せる安全」を実現するためにも、本質安全化「安全投資」を積極的に進める必要があります。その他、猛暑・酷暑であった昨年は、熱中症による休業災害が3件発生しました。自身の体調は自分しか分かりません。自分自身の身を守るためにも、自発的に伝えられる組織風土作りを進める必要があります。過去の災害で得た教訓、昨年の災害で得た教訓をしっかりと活かし続け、同じ災害を繰り返すことがないように、労使が一体となって活動を進めていきます。
今年の安全標語は、川重グループ企業の労働組合である川重岐阜エンジニアリング労組の組合員さんの作品「危ないぞ! 相互注意で危険予知 あなたが守る仲間の安全」です。応募された組合員さんからは、『安全は一人ひとりの注意だけでなく、仲間との相互注意によって、守れるものだと考えています。その思いを、この標語にしたためました。一人ひとりの安全意識だけでなく、仲間と一緒に安全を守るという意識を高めることが、この標語の目的です。相互注意で危険予知することで、より多くの事故や災害を未然に防ぐことができると信じています』また、『事故や災害等の危険は、職場だけでなく、日常生活にも存在します。この標語を通じて、職場だけでなく、日常生活における安全意識の向上に繋がることを願っています。今後も、仲間、または家族と共に、安心・安全な環境作りに向けて、積極的に取り組んでいきましょう』といった力強いメッセージをいただきました。今年の安全標語をとおして意識改革が職場に一層浸透し、安全に対する職場風土が醸成していきたいと考えています。
つぎに衛生と健康の取り組みです。新型コロナウイルスが日常的な感染症となるなかで、インフルエンザは全国的に猛威を振るっています。感染リスクを下げるためにも、引き続き基本的な感染予防対策を行い、職場でのクラスター発生防止に努めるようお願いします。メンタルヘルス対策では、コミュニケーションの方法も工夫し、働く仲間の変化に早期に気付くことができるように、「あいさつ運動」「三掛け運動」(気を掛け、目を掛け、声を掛け)についても、引き続き取り組みをお願いします。
ご安全に